印刷業界に携わり
28年
色々な会社で色々な機械を使い
色々な色を練り上げ
昭和レトロな
いわゆる職人と言われる
道を歩んできた
今持って食べていけているのは
この仕事のおかげと言える
その事以外においては
何もない
生活の為のみだ
そのような28年での
知見を少し
綴ってみようと思う
機械は会社にとって財産
その道具をどのように使うのか
それは扱う人に委ねられる
機械は正直
いい機械と形容する所の
前提に人間が関与する
トラブルをすぐに機械のせいにする人と
何故このような事を招いたのか
原因を考える人
どちらが優秀か
言うまでもないが
考え方の違いによって
スキルの差は広がる
よく言われるヒューマンエラー
をどのように避けるべく
日々運用していくかが鍵となる
それは些細な積み重ね
日常のルーティーン
志を置くところの
気遣い(メンテナンス)
とてもオカルトじみたところのようにも
思えるがそことロジカルな部分は
密接に絡まるとても重要なところとなる
オペレーターは個々に違う
至極当たり前のことだ
一つの機会を数人で使い回す
会社であれば決まった作業指示書にチェックシートがあり
機械のコンディション維持もマニュアル化されているであろうが
今回の内容は視点を個人に限定した内容になる
小さな規模の作業場の
設定では
機械は時を重ねてその人の機械に
変貌していく
いつも行う行為や行わない事
それらが機械の一部に
知らずに劣化が進み
結果不具合に繋がる
使い込む人により不具合の起きる箇所が違ってくるのだ
以前は自分が操作していて問題なかった事が
違う人が担当して数ヶ月を経て
使ってみると不具合を生み作業が進まない事があったりする
自分が優秀と言っているのではない
逆の立場も当然ありうるのだ
アナログな機械は使わない機能は上手く起動しなくなる
誇り サビ 歪み オイル切れ
要素は雑多にあるだろう
日頃行う作業において
手抜きの蓄積が固まっていくのだ
それらは個々の扱い方
前記した所による所が大きい
言うなればその人の機械になるのだ!
不具合の多い少ないは
扱う人の裁量が反映する
当たり前といえばそれまでなのだが
仕事の捗りやクオリティーに
個人差が
顕著に現れる
自分が完璧だと言っているのではない
極端な例を見て経験してきた
私的知見を
個々が知らずに生んでいる
差異を記述したかった
些細な所の違いにより
偏る部分は次第に大きくなる
良くも悪くも
自分の環境は自分自身で作るしかない。